翌日、ささやかな生活用品を買わなければならないことができた。 クーパンに小心な抵抗をしたい気持ちで、他のショッピングモールをのぞいた。 ちょうどクーパンと同じ価格で製品を売るところを見つけることができた。 当日配送が可能なクーパンとは異なり翌日物を受け取ることができると言ったが、一日ほど配送が遅れることは甘受することにした。 個人情報を疎かに管理し、会員を粗末に扱った結果が売上減少につながりかねないということを見せたい気持ちからだ。 これまでロケット配送に慣れていただけで、考えてみればそれほど急いで必要な物でもなかった。
これを機に「脱パン(クーパン脱退)」が可能なのかじっくりと確かめてみることにした。 日常の奥深くに浸透したクーパンとの別れは、感情的に決めることではなかったためだ。
まず、生鮮食品の早朝配送。 早朝配送業者は多く、すでにいくつかのショッピングモールを有料会員として利用中なので問題になることはなかった。 次は工業製品。 最低価格·当日配送などが残念な時もあるだろうが、真夜中に準備物を用意しなければならないと通知状を差し出す幼い子供がいないため、クーパンがなくても我慢できそうだった。 クーパンイーツにだけ入店した行きつけの食堂があることはあるが、食べ物の配達も他の代案がある。
しかし、最後の敷居を越えることができず、すぐには脱漏が難しいという結論に達した。 米プロバスケットボール、欧州サッカーなどスポーツ中継を独占しているクーパンプレイのスポーツパスを追加で決済して利用する家族がいたためだ。
脱パンを試みた多くの人々もやはり、多様な事情でクーパンアプリを再び開いてしまっただろう。 クーパンが信じるところもまさにこれだろう。 クーパンユニバースにすでに閉じ込められた以上、代案がないだろうという。
クーパンは2021年ニューヨーク証券市場上場当時に提出した報告書に「顧客の口から『クーパンなしでどのように暮らしていたっけ?』という言葉が自然に出てくる世の中を作ることがミッション」と書いた。
報告書に登場するワーキングママのスジは、一日中忙しく仕事をして遅い時間に家に帰ってきて、娘のバレエ服と翌朝の食べ物が必要だという事実に気づく。 クーパンはスジが必要とするすべての商品を、安い価格で、午前7時になる前に配送することでミッションを達成した。
JPモルガンもクーパンの事実上、代替不可能な市場地位、韓国消費者の低いデータ流出敏感度を根拠に、顧客離れは制限的だと展望した。 脱漏が難しいのは消費者だけではない。 ただ便利なことを越えて必須のプラットフォームになったクーパンを通じて物を売らなければならない企業と小商工人、クーパンで仕事をしなければならない労働者も同じだ。
メンバーシップ料金を一度に50%以上上げても、自社ブランド(PB)商品販売を増やすために検索順位を操作したとし課徴金を賦課されても、配送運転手が過労で命を失っても、検事外圧疑惑がふくらんでもびくともしなかったクーパンは今回も「このままではなくなるだろう」と考えるかもしれない。 だが、消費者を「捕まえておいた魚」と考え、韓国市場を現金窓口と認識することがクーパンの真心ならば消費者の考えはいくらでも変わりうる。 デパートと大型マートの影響力が急速に減ったように、クーパンがその道を歩かないという法もない。 タルパンをしばらく先送りしておいたスジたちは、クーパンの真正性のある返事を待っている。
[イ·ウナ論説委員]